ヤエヤマカラスアゲハ
アゲハチョウ科
低山地の森林の林縁や林道沿いなどで良く見られます。
日中、目の高さぐらいを割りとゆっくり、時に速く飛翔し、
林縁沿いにあるセンダンクサ類やハイビスカスなどを
訪花して、羽ばたきながらよく吸蜜します。
林道のカラスザンショウの咲いている広場で吸蜜していました。
この時期にはカラスザンショウは蝶達の食堂のようで、
色々な蝶達が訪れていました。
2019年10月 石垣島
2019年10月 石垣島
大型で表は青緑色をしていて、後翅の前縁付近では青色で、
亜外縁には一般に不明瞭な赤色の弦月斑が並びます。
林の明るいセンダンクサの花でヒラヒラと飛翔して、吸蜜していました。
近縁のカラスアゲハ類とは分布が違い、
表に広がる青緑色鱗などで識別できます。
( 2014年12月 石垣島 )
裏は前翅の外半部全体に淡い白帯が広がり、後翅の亜外縁に
赤色の弦月斑列があります。
( 2014年12月 石垣島 )
( 2014年12月 石垣島 )
このヤエヤマカラスアゲハは前翅表に性漂があるのでオスと分かります。
前翅内側のぼってりとしたところが性漂です。
上のヤエヤマカラスアゲハには前翅に性漂がありません。
( 2014年12月 石垣島 )
( 2014年12月 石垣島 )