ムラサキツバメ

シジミチョウ科

大きさ16〜25mm  
平地〜丘陵地の照葉樹林及びその周辺が生息地ですが、
マテバシイは街路樹や公園に植栽される事が多いため、
公園や人家周辺などにも見られます。
近年分布を拡大していて、
東京近郊でも見られるようになりました。


同じシジミチョウ科のムラサキシジミを少し大きくし、色を地味にしたようなチョウ。
羽根を広げる、とても美しい紫色が現れます。
このチョウは元々、西南日本でしか見られませんでしたが、
最近、食草(幼虫が食べる植物)になっているマテバシが街路樹でよく使われるようになったことや、
冬の平均気温の上昇などから、静岡から関東でもよく目にするようになりました。
寒い日には固まって越冬をしていますが、
暖かい日にはそれぞれが離れて、近くで翅を広げて日光浴をしていました。
ラッキーにも雌と雄が広げてくれました。

ムラサキツバメ
2020年12月  石神井公園

ムラサキツバメ
2020年12月  石神井公園

ムラサキツバメ♀ ムラサキツバメ♀
2020年12月  石神井公園

ムラサキツバメ♂
2020年12月  石神井公園

ムラサキツバメ
2020年12月  石神井公園

越冬中のムラサキツバメを教えて頂きました。
シュロの葉に6羽がくっついて寒さをしのいでいます。
日に日に暖かくなっているので、
飛翔するのももうすぐでしょう。
特徴の尾状突起が見られます。

ムラサキツバメ
2017年3月  石神井公園

ムラサキツバメ
2017年3月  石神井公園

日中はやや不活発で、夕方、樹冠部や林縁部
などを活発に飛翔します。
翅の表は雄は暗紫色で、雌は紫青色をしています。
ムラサキシジミと良く似ていますが、
尾状突起があるのがムラサキツバメです。
このムラサキツバメは飛翔している時、表の模様が
紫青色に見えたので雌と思われます。

ムラサキツバメ
2016年9月  石神井公園

ムラサキツバメ
2016年9月  石神井公園

ムラサキツバメ
2016年9月  石神井公園

 

 





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