ナガサキアゲハ

アゲハチョウ科

日本産のチョウではモンキアゲハやオオゴマダラに
並ぶ最大級の種類です。
アゲハチョウ属の中では翅が大きくて、幅広く、
後翅の尾状突起が無い事が特徴です。


10月中旬になってもまだナガサキアゲハが
満開のムクゲの花で吸蜜していました。
かつての分布は九州や四国南部までであったそうですが、
食草栽培の普及や温暖化に伴い北上し、
現在では東京近郊でも普通に見られます。

ナガサキアゲハ♀
2018年10月

ナガサキアゲハ♀
2018年10月

今年もナガサキアゲハに出会いました。
昆虫博士が直ぐに「ナガサキアゲハ♀だ」と教えてくれました。
特徴の後翅に白い斑点が並び、
その外側に赤い斑点が並んでいました。

ナガサキアゲハ♀
2017年5月 

ナガサキアゲハ♀
2017年5月 

ナガサキアゲハ♀
2017年5月 

初夏にボタンクサギの花が咲き始めると大型の
黒いチョウが飛び始めます。
真っ黒で尾状突起が無いのですぐ分かります。
アゲハチョウ属の中では珍しく性的二型がはっきりしていて、
翅の付け根に赤の斑点があるのは雌雄共通で、
雄は後翅の外縁にわずかに赤い斑点があります。
雌は後翅の中央部に白の細長い斑点が数個外側に並び、
その外縁には赤の環状紋が並ぶます。

ナガサキアゲハ♂
2015年9月 

ナガサキアゲハ
2010年7月 

ナガサキアゲハ♂
2010年7月 

7月になったのでボタンクサギに行くとナガサキアゲハがフワフワと
飛んでいました。良く見ると念願のメスがいました。
時々オスがメスを追いかけるシーンも見ることが出来ました。

ナガサキアゲハ♀
2012年7月 

ナガサキアゲハ♂、♀
2012年7月 





inserted by FC2 system