ホソミオツネントンボ
アオイトトンボ科
大きさ: 35〜42mm 時期: 3〜12月
分布: 北海道から奄美大島
おもに挺水植物のある池沼・湿地に生息します。
トンボにしては珍しく、成虫のまま冬を越すので「おつねん」の名がついています。
春になると体色が青くなりますが、冬の間は褐色なので、枯葉にまぎれて見つけにくい。
6月末頃に羽化して、翌年の8月頃まで生きています。
里山の池で10〜20頭ほど見かけました。
体色が綺麗な青色でフワフワと飛んでいました。
やがてハート型になって、交尾をしている様子も見せてくれました。
2022年5月 岡谷
2022年5月 岡谷
2022年5月 岡谷
2022年5月 岡谷
久し振りに成虫に出会いました。
おまけにハート型まで見せてくれました。
もう直ぐ卵を産む事でしょう。
2021年6月 軽井沢
2021年6月 軽井沢
2021年6月 軽井沢
ブッシュの中にいて、フワフワと飛び出して来たので見つけられました。
まだまだ褐色で、枯れ枝の中にいると見分けがつきません。
2020年4月 嵐山町
2020年4月 嵐山町
雄では越冬前の未熟個体の体色は褐色ですが、
越冬後の春には淡青色になります。
雌は淡青色、淡褐色のままの個体があります。
オツネントンボとは前後翅の縁紋が
重なることなどで、区別します。
6月末にはもう産卵していました。
2015年6月 八ヶ岳
2015年6月 八ヶ岳
成熟するときれいな青色になる中型のイトトンボで、
雌もほとんど薄い水色になります。
このトンボは名前の通り越年するトンボで、オツネントンボより
やや細身なのでこの名前がついたのではないかと思われます。
ブルーが鮮やかで目立つイトトンボです。
2012年6月 軽井沢
2012年6月 軽井沢